GAFA に関するニュース記事をまとめるページ
適宜、更新する。
Wikipediaはトップに固定、その他は、新しい記事が上に来る様に配置する。
GAFA(ガーファ)、GAFAM(ガーファム)[1]、ビッグテック(英語: Big Tech)[2]などは、IT業界において巨大で支配的・独占的な企業群を指すために2010年台より報道などで使用されている用語。
GAFAはGoogle・Amazon・Facebook・Appleの4社を指し、GAFAMは更にMicrosoftを含む5社を指す。
2020.05.08 日本経済新聞 GAFA+Microsoftの時価総額、東証1部超え 560兆円に
株式市場で GAFAM に資金が集中
GAFAM5社の時価総額は合計で約5兆3000億ドル(約560兆円)に達し、東証1部 2170社の合計(約550兆円)を超えた。
テレワークやインターネット通販など新型コロナで変容した生活様式で勝ち組、自動車などの次世代技術での投資余力も大きいことから評価を集める。
2016年末時点では東証1部が2倍以上だった。約3年半で東証1部の時価総額は4%程度減少。一方、マイクロソフトの時価総額は 2.8倍、アップルも 2.1倍になった。
コロナ禍でも5社の業績は堅調。メディアや小売りなど旧来型の企業の苦境が深まるなか、20年1~3月期決算は5社とも増収を確保し、最終損益も全社が黒字。
共通するのは、他社の製品やサービスの基盤となり、社会インフラとなるサービスを提供している点。
アマゾン:「電子商取引(EC)からクラウドコンピューティングサービスにいたるまで、現在の危機は当社の適応力と耐久性が高いことを示した」(ジェフ・ベゾスCEO)。増収率 26%と最高だった。
アルファベット:「危機が去っても、元には戻らない。長期的に優先度の高い分野への投資は継続する」(スンダー・ピチャイCEO)と人工知能(AI)などに資金を投じる。
フェイスブック:「製品・技術開発の領域で少なくとも1万人を採用する」(マーク・ザッカーバーグCEO)
2020.04.22 日本経済新聞 GAFA、危うい楽観 ウェスト・コースト・エディター、リチャード・ウォーターズ
アップル
- 売上高の14%を占め、他の事業の2倍のペースで成長しているサービス事業が業績に一定の安定をもたらすだろう。
- だが、多くのリスクにもかかわらず、同社の株価は2月につけた高値から13%しか下落していない。
- コロナ危機が長引いたり秋に再燃したりする可能性を織り込んでいるとは到底思えない。
グーグル(親会社のアルファベット)
- アップル同様、同社株価も持続的な景気後退のリスクを織り込んでいるようにはみえない。
- 08年当時、同社株はピークから大底にかけて約55%下落。対してコロナ危機では、これまでに18%しか下げていない。
- 巣ごもりが世界中で続く中で身についたデジタル消費の習慣は、危機後もずっと続くとウォール街はみている。
アマゾン
- コロナ危機の当初、同社株は23%も急落したが、45%も反発している。
- この勢いがあれば、アマゾンは初めて、世界で最も企業価値の高いIT企業になるかもしれない(この記事を執筆している時点で、現在その王座にあるマイクロソフトとの株式時価総額の差は10%にすぎない)。
2020.04.19 日本経済新聞 市場が織り込む「ポストコロナもGAFA」 米州総局 宮本岳則
- ジョセフ・ファス氏が担当するファンドにおける、GAFAの組み入れ率を分析
- ファス氏は、米大手運用会社ティー・ロウ・プライスのポートフォリオマネジャーで、472億ドル(約5兆円)の成長株ファンドを担当するベテラン。
- 彼のファンドには、amazonを筆頭に、保有上位5銘柄に「GAFA」とマイクロソフトが並ぶ。
- この5社の合計の組み入れ比率は31%で、昨年末に比べて2ポイント拡大した。
ファス氏は、次の様に分析し、ポストコロナで GAFA+M にとって良い風向きになるとみている。
- GAFAはその影響力の強さ故に、各国の当局より警戒され、規制を受けて来たが、
- 新型コロナ感染の封じ込めに貢献すれば、これまでのように、当局から一方的にたたかれる状況はなくなるだろう。
また、この記事で宮本氏は、以下の様な分析も行なっている。
- 米ファクトセットのデータを基に米企業の時価総額上位500社を抽出し、GAFA+M の5社合計の占める割合を集計
- 4月10日時点で18%に達しており、過去最高水準
- 米国でコロナ感染が広がる前の1月末に比べて、1ポイントほど上昇している。
- 市場全体でみても「GAFA+M」の存在感は高まっている。
宮本氏は、記事を次の様に締めくくっている。
- ポストコロナの世界では GAFA の影響力がさらに強まる──。株式市場はこんなシナリオを織り込んでいるようにみえる。
2020.01.14 日本経済新聞 米巨大IT独走 アルファベット時価総額1兆ドル迫る 米州総局 宮本岳則
- 米株市場で GAFAM の独走が続いている。
- アルファベットの時価総額は 9800億ドル台で推移しており1兆ドル(約110兆円)に迫る。
- 達成すればアップル(1兆3千億ドル)、マイクロソフト、アマゾンに次ぐ4社目。
- 世界の当局は GAFAによるデータ独占を懸念し、監督を強めているが、市場は「規模の優位性は不変」とみる。
- 個人データ流出問題に追われたフェイスブックが時価総額は6300億ドル台だが、投資家の信頼を取り戻しつつある。
2019.05.20 YouTube TTMつよし GAFAの収益構造の内訳を比較
アップル
- 販売 86%(内訳:iPhone 62.8%、Mac 9.6%、iPad 7.1%、その他 6.6%)
- サービス 14%(アプリのマージン、アップルミュージックなど)
アマゾン
- 販売 78.6%(内訳:amazon.com 52.8%、第三者による販売 18.4%、実店舗 7.4%、
- サービス 17.1%(内訳:AWS 11%、amazon prime 6.1%)
- その他 4.3%
グーグル(アルファベット)
- 広告 85%(内訳:YouTube、Google Map など独自媒体 70.4%、Google Ad によるネットワークメンバーの媒体 14.6%)
- その他 15%(アンドロイドのアプリのマージンなど)
フェイスブック
- 広告 98.5%