起業・副業 自分の挑戦記

【起業 ← 副業】事例紹介

今日は少し毛色を変えて、私の【起業 ← 副業】の事例をご紹介する。

最初の副業は大失敗

最初に副業をしたのは、かれこれ20年近く前。まだ30代の頃。

当時、私が勤めていた会社では副業は認められていなかったが、自分よりも10際以上年上の技術者(N氏)とプチ起業をした。

技術者と起業と言うと、何か新しい工業製品の開発をする会社でも立ち上げたのかと思われるかもしれないが、なんと、フリマで化粧品の販売。

なぜそんな事を始めたのかという経緯はここでは省略するが、結果は、50万円づつ持ち寄った出資金は半年も持たずにゼロになり、あえなく終了。

その後、N氏は個人事業主を開業して、工業製品の開発・製造を再開し、自分で開発した製品で特許を取得。

フリマで培ったノウハウで、その製品を自分一人で展示会で紹介していた所、とある企業(C社)の目に止まり、今はその企業の非常勤取締役も兼務されている。

私はN氏にC社をご紹介いただき、C社の製品を欧州や米国に販売させていただいている。

ちなみに、N氏は、私が新卒で商社に入った時に最初に取扱させて頂いた製品のメーカーの技術者で、フィリピンに同行出張したりと、長い付き合いになる。

2例目はポルトガル人

2007年5月、私はある日系企業のドイツ法人(I社)の責任者として赴任した。

6月、彼(F氏)から突然電話があった。

「貴社の製品をポルトガルで販売したい。」

7月、私は車にデモ機を積んで、ドイツからポルトガルまで走った。

F氏はカタログや取扱説明書を読み込んで、製品の事を既に良く知っていて、たくさんの的を得た質問をして来た。

8月、F氏の働いていた会社(P社)から注文が来た。

9月は注文が無かったが、10月からは毎月の様に注文が来る様になった。

それから半年ほどたった頃だったろうか、F氏から「P社を辞めて独立する」との連絡が来た。

I社の製品は、P社が取り扱っている主力製品の市場を奪ってしまう製品だった為、その主力製品の製造元からストップがかかり、P社の社長はI社製品の取り扱いを辞める決断をした。その決断を受け、F氏はP社を飛び出し、I社の製品を扱う為に新しい会社を立ち上げた。

しかし、I社製品の単一商品で立ち上げた会社なので、F氏の会社の経営はしばらくは成り立たなかった。

そこで、F氏に数年間ドイツに滞在して貰い、営業技術者として「副業」をして貰う事にした。

F氏はフランス、イギリス、ハンガリーなどにも出張し、各国の代理店に売り方を教えて廻わり、各国の代理店がI社製品の販売に注力してくれる道筋を作ってくれた。

私はI社を2014年に辞めたが、7年間で売上2倍、自分の営業担当地域の売上を4倍に伸ばす事ができた影には、F氏の存在があった。

F氏の会社はその後も成長を続け、今でもI社製品を毎年1億円以上販売している。

数年前から我々の会社 JETB GmbH の取扱製品の販売も開始し、着々と売上を伸ばしてくれている。

3例目はある大手企業のドイツ駐在員

2015年の夏、私よりちょうど一回り若い、とある日系大手企業のドイツ駐在員(K氏)が、共通の知り合いの紹介で私の元にやって来た。

K氏はドイツ駐在の任期が終わる頃で、起業してドイツに残りたいとの希望を持っていた。

私は起業して JETB GmbH を設立した直後で、彼を養う余裕も無く、会社に留まる様に説得し、K氏は日本に戻った。

その後、K氏は日本で副業セミナーなどで勉強し、ちょうど先月、副業を終えて、晴れて起業した。

実は、K氏との事は、ここでは話し切れない事がたくさんあるが、近い将来、機会があれば詳しく話しをしたい。

4例目はドイツ人の学生

2015年、私は JETB GmbH を立ち上げたばかりで、IT管理者を探していた。

その年の秋、上述K氏より、ITを勉強しているドイツ人女性の紹介を受けた。

彼女は今でも「副業」で、我々 JETB GmbH の IT管理者を務めてくれている。

5例目はドイツで知り合った日本人

2016年の年の暮れ、彼(H氏)とは、息子の同級生のお父さんが集まる飲み会で知り合った。

H氏は大手電機メーカーの技術者だったが、会社を辞めて奥様のドイツ駐在に帯同していた異色の存在。

H氏と知り合った時は、H氏が日本に帰る数ヶ月前で、日本に帰ったら JETB の日本側の窓口をして貰う事にした。

H氏は、日本に帰っても直ぐに仕事がある訳では無いので、お互い Win-Win だった。

数ヶ月の活動の後、H氏は上述C社の技術者として就職し、C社の主力製品の開発を担当している。

6例目はアメリカ人のお客様

2017年の春、彼(A氏)の個人メールアドレスから私に連絡が来た。

「アメリカに代理店はあるか? 代理店に興味はないか?」

A氏の名前は、上述C社の製品を定期的に購入してくれるアメリカのお客様の担当者と同じ名前であった。

悪い冗談かと思って放置していたら、また連絡が来た。

こうして始まり、あれよあれよと言う間に、A氏が代表を務める我々の米国拠点 JETB-USA, LLC. が出来上がった。

A氏は今も副業で JETB-USA の経営をしているが、毎年、着々と売上を伸ばしている。

副業の輪でなりたっている

他にも、お話できないケースも含めてたくさんの皆様の「副業」に支えられて今がある。

思えば、「副業」の繋がりは、「社員」としての繋がりよりも強い信頼で結び付いている様に思う。

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運営者プロフィール

こんにちは、JETB の岩窪です。 プロフィール 52歳、男性 両親・妻・息子と東京で同居(娘はハンガリーで勉強中) 略歴 生誕〜大学 1967年 生誕、横浜市磯子、ほとんど記憶はない 1972年 大 ...

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